2022/01/07 10:35
・猟師だからできること
当店の代表は罠や銃の免許を持ち、猪を自ら仕留め、さばき、加工する技術を持ちます。扱う猪は出所のはっきりしたものだけ。地域での狩猟や有害対策で捕獲された猪も扱っているため、自らが仕留めたものだけではないのですが、誰がどのような方法で捕獲したか、猟師の名前やその腕前までしっかり把握しています。 いい精肉にするためには命をいただいたその瞬間から的確かつ迅速に処置をしなければなりません。地域に密着している猟師だからこそ出来ることがあります。
・ベテラン猟師の確かな目
長年の経験から、生きている猪を見ればどのような肉質かだいたいわかります。逆にイノシシ肉の切り身を触って見れば、部位はもちろんのこと、概ね年齢や性別がわかります。ただの食肉処理業者と違うのは、自ら銃で仕留め、生命を扱うということ。一頭一頭が生きてきた年月に思いを馳せながら大切に命をいただくということを考え日々の仕事をしています。
・食品加工のプロ
当店の代表は、狩猟や有害鳥獣対策の指導にあたるベテラン猟師でもありますが、かつては食品工学で学士号を得た食品加工のプロです。学生時代には食品の成分分析から始まり、食肉をソーセージやハムに加工する実習を数多く行いました。卒業後は世界的に有名なドーナツチェーンの日本第1号店立ち上げに関わったことを皮切りに、食品加工に携わること50年以上。おそらくそんな猟師は日本に2人といません。
今ではイノシシ肉の販売までしていますが、もともとは自分でイノシシ肉を加工して食べるために猟師になったという異色の経歴の持ち主です。その情熱は凄まじく、食肉処理場も自分で建てて地域の新聞にまで載ってしまいました。 家族からは「どうかしてる!」と呆れられていますが、今も、銀座で意気揚々とドーナツ作りに勤しんでいた若き日と変わらない新鮮な気持ちで、イノシシを精肉しています。
・安心・安全な検査体制
当店は、千葉県より野生鳥獣肉の解体販売許可を得て運営しています。材料になるのは館山市で捕獲した猪です。千葉県では県内処理加工施設で加工されるいのしし肉の安全確認を行うため、放射性物質の全頭検査を行っており、当店において扱う猪は一頭ごとにサンプルを採取し、しっかりと安全の確認が取れたものを出荷しています。 なお、2021年12月現在、当店にて解体した猪から検放射性物質が検出されたことはありません。 また、検査状況について詳しくは千葉県ホームページをご覧ください。https://www.pref.chiba.lg.jp/noushin/h-kensakekka/h-minaoshi.html